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満月の夜、屋上庭園で意識を失ったところを冬馬に助けられた
美紗は、翌日彼のコテージを訪ね、二十歳で死ぬ病気に
罹っていることを冬馬に告白する。次第に体が弱り病室の
ベッドに伏せる美紗のもとを訪ねる冬馬。彼は美紗の病気を治すという――
二人触れ合って、ともに生を願うという方法で。
冬馬は悲しみの涙を吸い、生きるために願う。夜を徹して続く
妖しく甘美な治療。美紗と冬馬の愛は至上の高みに昇りつめる。
実は異能をもつ冬馬は、涙をすって生きる吸涙鬼の一族だった・・・。
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うーん。。。。
久しぶりに読んだ市川拓司作品。
彼らしい文章とスタイルで物語は進んでいく。。
静かに静かに、とても静かに
そして、切なく哀しく・・・
いいんだけど、物足りない。
分かる人には分かる物語なのかもしれなけれど
私には「だからなに?」って感じで。。
今まで読んだ作品は結構、私的に高評価だったんだけど
これは、ちょっと。。。
ネタバレあり。
続きを読む方はご注意を。
何が気に食わないってそれは・・・
お互いがお互いを必要としながら
なぜ別れるのか?って事なんだよね。
そりゃ、色々な障害があって
難しいからだろうって事なんだけど
これだけ求めあってたら、そんなすんなり
納得して別れないのでは?と。
市川作品らしいって言われれば
それまでかもしれなけれど
ラストのラストが納得いかない。
私としては、「それは違うでしょ~」って
思ってしまう。
ので☆の数は少なめ。
★★+☆☆☆
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テーマ : 読んだ本の紹介 - ジャンル : 本・雑誌
タグ : 読書 市川拓司 ファンタジー 恋愛
そうなんですよね。
すごくらしい物語なんだけど、辛くても一緒にいる道を選んで欲しかった。