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家政婦として働く「私」は、ある春の日年老いた元大学教師の家に
派遣される。彼は優秀な数学者であったが、17年前に交通事故に遭い
それ以来、80分しか記憶を維持することができなくなったという。数字にしか
興味を示さない彼とのコミュニケーションは、困難をきわめるものだった。
しかし「私」の10歳になる息子との出会いをきっかけにそのぎこちない関係に
変化が訪れる。彼は、息子を笑顔で抱きしめると「ルート」と名づけ「私」たちも
いつしか彼を「博士」と呼ぶようになる。

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読んでまず思ったのが
きれいな文章だなぁということ。

途中、だらける事もなく物語の中の
おだやかさが読んでいる私にまで
伝わってくる作品だと思う。

ラスト、少し涙がこぼれてしまったが
読み終わった後は「ほんのり」とした気持ちになれる。

映画の配役を知ってたせいか
私が本を読んでいる時は
「博士」=「寺尾聡」だった。
ピッタリの役柄だと思う。

★★★★+☆

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テーマ : 読んだ本の紹介 - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小川洋子 映画化

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