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今すぐに逃げ出さないと、片目、片腕、片脚を奪われ村の「生き神」として
座敷牢に監禁されてしまう! 山間の温泉郷にたどりついたしよりと愛子の
身に次々と起きる事件。息つく暇さえない恐怖の物語の幕が開く。

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ひとつの「携帯」が原因で
物語がいきなり展開。
しよりと愛子の視点から個々で
文章が成り立っている。
この2人、全く正反対の性格といってもいい。

第一章、しよりの章。
最初から謎だらけ。誰を信じて誰が敵なのか。。
結果が知りたくて、思わずページを
捲るも読めば読むほど、謎は深まるばかり。

第二章、愛子の章。
ここから突然、愛子の視点での展開。
しよりの章で謎だった部分が
ここで愛子の章とクロスし
少しだけハッキリする。

それでも全部の謎が
解ける訳でなくそれどころかまた
新たな謎が出てきたりする。

その後は2人の視点が
入れ替わり立ち代り進んでいく。
2人の間にあるのは「携帯」という道具だけ。
最後、読み終わるまでハラハラ・ドキドキ。
安心するヒマなどない。

ありがちな設定だけど、そこに
「携帯」というものが入るだけで、
これ程物語が膨らむのかと。。

文章自体は少し無理な展開と
乱暴な気もするけれどそれでも、
最後までぐいぐいと読ませるだけの
テンポと魅力がある。
読み始めたら一気読みだった。

この作品、このミス大賞の
最終選考まで残った作品だとか。
ちなみに、この時の大賞は「四日間の奇蹟
私はこっちの方が良かったけどな。
映像化したら面白いんじゃないだろうか。

★★★+☆☆

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