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“2年前の未解決殺人事件を、再調査してほしい。
これが先生のゼミに入った本当の目的です”
臨床犯罪学者・火村英生が、過去の体験から毒々しい
オレンジ色を恐怖する教え子・貴島朱美から突然の依頼を
受けたのは、一面を朱で染めた研究室の夕焼け時だった。
二年前の未解決事件調査を開始したとたん、新たなる殺人が―。

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題名の「朱色の研究」を見て
コナン・ドイルの「緋色の研究」を
連想したんだけど間違いではなかった。
作者の後書きに「緋色の研究」より
題名をもじったと書いてあったから。
これで、スッキリ。

さて、「46番目の密室」と同じ
火村&有栖川が活躍する推理小説。

今回は放火事件+殺人事件2件が絡み合い
「46番目の密室」同様
過去と現在を行き来しつつ物語が展開していく。
こういうパターンが得意なのか?

本の題名にも書かれている
「朱色」がキーワードにもなっている。
冒頭の素晴らしい夕焼けの描写から始まり
夕焼け恐怖症の朱美も登場し、その後も夕焼けに関する
登場人物が出てきたり景色が出てきたりする。


ネタバレあり。
続きを読む方はご注意を。



犯人が初期段階で、火村に挑戦すべく
自分を嵌めるトリックを使うのは面白かったんだけど
その後の展開がいまひとつスッキリしない。

犯人の心理が良く分からないというか。。
彼女に「あなたを私のものにしてみせる」と
言われただけでそこまで殺意が浮かぶものなの?
まぁ、犯罪心理が分かったら分かったで
それは、怖い事だけど。。。
うーん。そんな事言われても
放っておけばいいだけだと思うんだけど。
まだ、嫉妬に駆られてとか
弱みを握られてとかの方がスッキリするというか。。
ラストの犯人を確定するシーンも急展開だったし。
でも、車の影とはね。。
そうきたか。。

★★+☆☆☆

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