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夜想

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事故で妻と娘をなくした雪藤の運命は、美少女・遙と出会って大きく
動き始める。新興宗教をテーマに魂の絶望と救いを描く傑作長編。

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新興宗教がテーマという事で
その宗教にどっぷりはまり込んでいく
テーマかと思いきや少し様子が違った。

人間、誰しも自分の心で
抱えきれなくなった悲しみが
生まれた場合、誰かに「救い」を
求めたいと思うのは自然な
欲求なんだろうなと思う。

悲しみだけでなく、不安なことや
怖かった事など日常起こる
些細な事でも誰かに話して
共感してもらえると、それだけで
自分の気持ちや心が軽くなったりするもの。

救われたつもりが実は救われてなかったり
救ったつもりが実は救ってなかったりと
人間の心ってとっても複雑・・・。

読んでる最中は、誰が善で誰が悪なのか?
騙されてるんじゃないか?
ラスト、気持ち悪い終わり方だったら
いやだなぁと思ってたけどいい感じでの
予想を裏切ってくれたので一安心。

雪藤の心の葛藤、悩み、憂いなどなど
綿密な心理描写は見事ですっかりはまってしまった。

最後に出てくる雪藤と笠置の会話は
「自分を救うのは自分でしかない」
「どうしても乗り越えられない悲しみもある」

★★★+☆☆

テーマ : 読んだ本の紹介 - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 貫井徳朗

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交通事故で愛妻を失った大学講師が、入手したある作家の
未発表手記。失意を乗り越えるためにも、そこに書かれていた
自殺の真相に迫ろうと、隠された真実を追いかけていくが
いつしか男の身にも降りかかってくる災厄。そこには
恐ろしい悪意が満ちていた…。二転三転する物語の結末は?

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この本を最初に見て思った事。
「うーん。分厚い」
でも、読み進めるうちにこの分厚さが
全然気にならなくなったから不思議なもんである。
まぁ、それだけ物語に惹きこまれたという事だね。

貫井作品を読むのも約1年振りだけど
やっぱりこの方、上手い!
伏線を幾重にも張り巡らせ
しっかりと読者を絡め取るその手腕。
読み始めたら続きが気になって、気になって。
途中、登場する手記も最初は
旧字体使われていて「面倒だなぁ」って
思ったけど、読んでるうちに気にならなくなった。
1冊の本の中に2つのミステリーが入っている感じ。

この本を読んで強く思ったのは
「誰にも迷惑をかけてない」と自分が思っても
実際はどうか分からないということ。
「自分は悪い事してない」と思っても
実際は誰かに恨まれるような事を
してるかもしれないという事。
「相手の為」と思っても
それは相手をきずつける行為でしか
ないかもしれないという事。
そんな色々なことを考えた。
自分が知らないところで
恨みをかったり、人をきずつけたりしてたら
哀しい事だし、恐ろしい事だと思う。

恐ろしく怖い人間の「性」がしっかりと
描写されていて、暗い気持ちにもなったけど
ラスト、その気持ちを全てひっくり返すような
構成になっていて凄く救われた。良かったよ。

★★★★+☆

テーマ : 読んだ本の紹介 - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 貫井徳朗 ミステリー

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劇団“うさぎの眼”の看板女優が、上演中に控え室で殺害された。
事件と前後して現れた真犯人の存在をほのめかす謎の美少女。駆け出しの
僕は、彼女と共に事件の真相を追い始める。彼女に振り回され、時折見せる
曖昧な言動に戸惑いながらも、僕は、その不思議な魅力に次第に惹きつけ
られていく。しかし、彼女は、誰にも言えない秘密を隠していた―。

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ミステリーのようなSFのような。。
両方の要素が混じってるストーリー。

だが、犯人は途中で予想出来てしまうの
でミステリーに期待してはいけない。
作者を確認せず読むと、
貫井徳朗とは分からないかも。
それくらい、今作品は爽やかに書かれている。
彼の違った一面をうかがえる。

ページは分厚いものの、読み終わってみれば
その厚みを感じるヒマがなかった程。

このストーリー「時間」が
キーワードになっている。

注意して読まなければ、
ラストで???になるかも。

何度も読みたくなる本。

★★★★+☆

テーマ : 読んだ本の紹介 - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 貫井徳朗 ミステリー

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「誘拐だと? 子供をさらって親を脅迫しようって言うのか。世の中で
一番卑劣な犯罪じゃないか」 真面目に生きるのが嫌になった3人が
企てる「人道的かつ絶対安全な」誘拐とは?

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慟哭」「修羅の終わり」などのようなものを
期待して読むと期待はずれに終わる。

この本は重くなく、ユーモア溢れる
ストーリーになっていて力むことなく、軽く読める。

中途半端に感じる部分も
多々あるが、楽しめる本。

内容だけ読むと
「貫井徳朗」の本だとは
思わない人も居るのではないだろうか?

★★★+☆☆

修羅の終わり

テーマ : 読んだ本の紹介 - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 貫井徳朗

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「あなたと私は前世で恋人同士だった」僕を戦慄させた奇妙な一言!
記憶喪失の青年と刑事が時を超えて絡み合う連続爆破事件の
行末は…。

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久我・鷲尾・青年(正体不明?)の
3人の視点からストーリーが展開されていく。

ラスト、話は繋がると言えば繋がるのだが
「ん?」と思う箇所もあったし、あっけないとも感じる。

読み終わって「疲れたなぁ」というのが
1番の感想かも。

★★★☆☆

テーマ : 読んだ本の紹介 - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 貫井徳朗 ミステリー サスペンス

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