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人口わずか三百人。主な産物はカンピョウ、ヘラチョンペ
オロロ豆。超過疎化にあえぐ日本の秘境・大牛郡牛穴村が
村の起死回生を賭けて立ち上がった!
ところが手を組んだ相手は倒産寸前のプロダクション
ユニバーサル広告社。この最弱タッグによる、やぶれかぶれの
村おこし大作戦『牛穴村 新発売キャンペーン』が、今始まる―。

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以前読んだ「なかよし小鳩組」と同じシリーズで
こちらの方が先らしいが、「なかよし小鳩組」の後に
読んでもストーリーは分かるようになっていた。

前回はやくざ屋さんが相手だったが
今回は日本一(?)田舎の青年会が相手。
この青年会のメンバーが話す言葉に訳がついていて
この本のおちゃめ振りが発揮されている。
また、この青年会のメンバーの個性豊かな事。

東京の人達と青年会の人達とのやりとりも
目に浮かぶようで面白かったし
石井・杉山・村崎のボケ、突っ込み(?)も
楽しかった。
この3人、本当に面白い。


ネタバレあり。
続きを読む方はご注意を。



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特に石井はお気に入り。
たまぎりに会った後に石井が言った言葉
「うちのおかん、まだ生きとるんや」
読んでいた私は「生きとるんかい!」と
思わず声に出して突っ込んでいた。

脇坂涼子が悟に好感持てるのも納得。
まさか、今までのキャリアを捨てて
結婚にまで走るとは想像出来なかったけど。

言葉で、人柄で、景色でといった具合に
都会と田舎の比較がされているのもこの本の特徴かな。

結局、ウッシー宣伝(?)はラストのラストでこけてしまい
青年会が最初望んだような結果にはならなかったけど
それはそれで良く、本当に望んでたものを
彼らは見つけたんじゃないだろうか。

ほんわかぁと幸せにしてくれた本。

第十回小説すばる新人賞受賞作

★★★★+☆



テーマ : 読んだ本の紹介 - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 荻原浩 シリーズ物

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倒産寸前の零細代理店ユニバーサル広告社に大仕事が舞いこんだ。
ところが、その中身はヤクザ小鳩組のイメージアップ戦略というとんでもない代物。
担当するハメになった、アル中でバツイチのコピーライター杉山のもとには、さらに
別居中の娘まで転がりこんでくる。社の未来と父親としての意地を賭けて杉山は
走りだすが―。

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題名だけ見て図書館で借りた本。
ほんわか・のんびりした本なのかなあと
思ったらヤクザ屋さん登場!!

ヤクザ屋さんについて詳しく書かれてあり
読んでいると、怖い部分もあるけれど
哀しくもあり、滑稽でもあり、やはり
同じ人間なんだなぁと感じる事が出来る。

そして、ダメダメ杉山が色々起こる
予想外の出来事に翻弄されながらも
なんとか前向きに頑張り成長していく。

シリアスな話あり、ユーモアもありと
読んでいると1人でクスリとしてしまう場面も。

主人公がスーパーマンのごとく
「何でも出来る」キャラじゃないのも
好感が持てるし杉山とその娘の交流も
切なくもありのほほんとしている部分もありで
物語にいいアクセントを加えている。

杉山以外のキャラ達もそれぞれいい味を出している。
特に気に入ったのが社長の石井。
ストレス発散方法がケーキ食べ放題とは。。

ラストは、結果的に
ハッピーエンドじゃなく少し切ない。
けれど「未来」に向かっていったという事で○。

★★★+☆☆

テーマ : 読んだ本の紹介 - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 荻原浩 シリーズ物

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「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルを
つけてると狙われないんだって」。香水の新ブランドを売り出すため、渋谷で
モニターの女子高生がスカウトされた。口コミを利用し噂を広めるのが狙い
だった。販売戦略どおり、噂は都市伝説化し香水は大ヒットするが、やがて
噂は現実となり足首のない少女の遺体が発見された。

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ミステリー&サスペンス。
「噂」がキーポイントに物語が
展開していく訳だが出てくる「噂」は
ひとつだけじゃなく何種類も出てくる。
その中には自分が聞いた事のある
「噂」もあって読みながら思わず頷いていた。

物語は3人の視点から進んでいく。
そして、またそれぞれのキャラが
しっかり出来上がっておりとても良かった。

自分的には刑事コンビのキャラが気に入った。
会話の中に、あたたかいものがあったしセンスも良かった。
ミステリーの中にこういう部分がある事により
他の部分がより一層際立っているのだと思う。

犯人は自分が予想していたのとは違ったが納得できる。
予想と外れたのがまたいい意味で良かった。

と、ここで「犯人が分かった」と安心させられて
ラストのラストで見事にひっくり返されてしまった。
気が抜けない本とはこの事だと実感。

ただ、他の方の感想にあるように
ラスト1行はそれ程衝撃的では無かったかな。

神様からひと言」「ママの狙撃銃」と
同じ作者とは思えない。

まぁ、続きが気になって
仕方なかったのは同じだけど。
読み応え十分の1冊。

★★★★★

テーマ : 読んだ本の紹介 - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 荻原浩 ミステリー サスペンス

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大手広告代理店を辞め、「珠川食品」に再就職した佐倉凉平。
入社早々、販売会議でトラブルを起こしリストラ要員収容所と
恐れられる「お客様相談室」へ異動となった。クレーム処理に
奔走する凉平。実は、プライベートでも半年前に女に逃げられていた。
ハードな日々を生きる彼の奮闘を神様は見てくれているやいなや…。

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お客様相談室という舞台が
設定にもかかわらずコミカルに
書かれているし登場人物も
一癖も二癖もある人ばかり。

「お客様相談室」=「クレーム専門」
なのだがその大変さや悲壮感と
いったものはなく楽しく読める。

ページをめくるたびに、
「お客様相談室」で成長していく
主人公の姿が見られる。

神様というのは、会社にとっての
神様と主人公にとっての神様
ということで2つの意味がある。

主人公にとっての神様が言う事は
とても理解でき納得がいく言葉が多い。

この本は「会社勤め」と「彼女との別れ」が
テーマのようでテーマが2つあることで
物語の幅を多く出している。

会社勤めをした事がある人は
共感する部分が多く、楽しく
読める作品になってると思う。

ラスト、爽やかにさっぱりと
仕上げてあるのも良い。

お疲れ気味の時にお勧め。

★★★★☆

テーマ : 読んだ本の紹介 - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 荻原浩 映画化

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福田曜子はふたりの子をもつ主婦。夫の孝平は中堅企業の
サラリーマン。ふたりは、ごくふつうの恋をし、ごくふつうの
結婚をしました。ただひとつ違っていたのは…。

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図書館で上記の作品紹介の
文を読み借りる気になった1冊。

現実と非現実の世界が同時進行で
話が進んでいくのだが これがまた良かった。
お互いがお互いを際立ててた。

シリアスな話なんだけど
シリアスじゃない。軽く読める。

これは、現実の世界での出来事が
いいクッションになってるからだろう。
フツーの生活や、その裏で起こる出来事との
ギャップもハラハラドキドキ感があって
良かったし「過去」と「現在」というシーンの
切り替わりも良かった。

あらゆるところに二面性が
見れる本になってると思う。

主人公が普通(?)の主婦というのも
物語に入りやすい一因かもしれない。

自分の娘が苛められその相手に
お仕置きするシーンもスカッとした。
今の世の中、こういう母親も
必要かもしれないと思う。

ドラマになったら面白いかも。

★★★★+☆

テーマ : 読んだ本の紹介 - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 荻原浩

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